退職金1,750万円は、大手企業で勤続25年前後の社員や、定年前の早期退職優遇制度を利用した方に多い水準です。退職所得控除を超える金額が出始め、税金の計算が重要になってきます。

勤続25年の場合、退職所得控除は1,150万円で、退職所得は300万円(課税対象150万円)。税金は約23万円で手取り率は約98.7%です。勤続20年だと控除額800万円、退職所得475万円(課税対象237.5万円)で、税金は約37万円に増加します。勤続年数5年の差で税負担が大きく変わる点に注意が必要です。

1,750万円の退職金を受け取った場合、住宅ローンの残債がある方は繰上返済の検討をおすすめします。残債1,000万円・金利1.5%・残期間15年の場合、全額繰上返済すると利息軽減効果は100万円以上になることも。ただし、手元資金を全て返済に充てるのではなく、生活防衛資金を確保した上で検討しましょう。