年金年額80万円は、国民年金(老齢基礎年金)の満額にほぼ相当する水準です。40年間保険料を完納した場合の2026年度の満額は約81万円であり、自営業者やフリーランスとして国民年金のみに加入していた方の標準的な年金額です。月々の手取りは約5.9万円です。

この年金額でも公的年金等控除110万円の範囲内に収まるため、所得税・住民税は非課税です。負担は国民健康保険料と介護保険料のみとなりますが、所得が低いため均等割の軽減措置が適用される可能性があります。

月額約5.9万円での生活は非常にタイトですが、いくつかの工夫で生活の質を保つことができます。まず、住居費の見直しが最も重要です。公営住宅(UR・市営・県営)の収入要件を満たす可能性が高く、月額1〜3万円台で入居できるケースがあります。食費は自炊中心で月2〜3万円に抑えることが目標です。また、自治体のシニア向け割引(公共交通機関・施設利用など)をフル活用しましょう。年金生活者支援給付金(月約5,000円、年約6万円)の受給も忘れずに申請してください。付加年金や任意加入の制度を利用していた場合は、さらに上乗せがある可能性もあります。