年金年額180万円は、厚生年金受給者の平均(約170万円/年)をやや上回る水準です。中堅〜大手企業で30年程度勤務した方に多い年金額で、月々の手取りは約13.9万円です。
この年金額では、公的年金等控除110万円を差し引いた雑所得は70万円となります。2026年の基礎控除(所得132万以下で95万円)の範囲内のため所得税は非課税です。ただし住民税は、65歳以上単身の非課税限度額(年金収入で約155万円)を超えるため、少額ながら課税される可能性があります。配偶者ありの場合は非課税限度額が上がるため、世帯構成によって税負担が変わります。
月13.9万円あれば、持ち家・単身であればゆとりのある老後生活が可能です。食費に5万円、趣味・教養費に2万円程度を充てても、毎月1〜2万円の貯蓄が見込めます。ただし、突発的な医療費や住宅修繕費への備えとして、最低でも200〜300万円の貯蓄は維持しておきたいところです。旅行や趣味を楽しみながら、健康寿命を延ばすための投資(ジム通い、健康食品等)も長期的にはコストパフォーマンスが高い支出と言えます。繰り下げ受給を検討中の方は、1年の繰り下げで年金が8.4%増えるため、180万円→195万円(1年繰り下げ)→210万円(2年繰り下げ)と増額できる点も考慮しましょう。