住宅ローン残高4,500万円は、東京23区内のマンション購入や、共働き世帯のペアローンで見られる残高水準です。利息の総額が非常に大きくなるため、計画的な繰り上げ返済が長期的な家計改善に直結します。
金利1.0%・残り30年での総利息は約730万円、金利1.5%なら約1,130万円に達します。500万円の繰り上げ返済(期間短縮型)で約130〜250万円の利息削減が可能であり、繰り上げ返済の投資対効果は極めて高いと言えます。
ペアローンで借りている場合は、夫婦それぞれのローン残高と金利を比較し、金利が高い方から優先的に繰り上げ返済するのが基本戦略です。また、団体信用生命保険の観点からは、健康リスクが高い側のローンは残しておくという考え方もあります。繰り上げ返済で残高がゼロになると団信の保障もなくなるため、生命保険の見直しとセットで検討しましょう。
この残高帯では、住宅ローン控除の節税効果も大きいです。年末残高4,500万円の場合、控除額は最大31.5万円(残高の0.7%)。繰り上げ返済で年末残高を大きく減らすと控除額も減少するため、控除期間中は年末直後(1月)に繰り上げ返済し、12月の年末残高を最大化する方法が効果的です。控除期間終了後は、まとまった額を一気に繰り上げ返済して利息を圧縮しましょう。