住宅ローン残高2,000万円は、都市部のマンション購入や郊外の一戸建て購入で最も一般的な残高水準の一つです。繰り上げ返済の効果が金額的にも実感しやすく、多くの方が検討を始めるタイミングです。
金利1.0%・残り25年のローン残高2,000万円に対して500万円を繰り上げ返済(期間短縮型)すると、返済期間を約7年短縮でき、利息を約90万円削減できます。月々の返済額は約7.5万円で変わりませんが、完済時期が大幅に早まることで、老後資金の準備期間が長くなるメリットがあります。
返済額軽減型を選んだ場合は、月々の返済額が約1.8万円減少します。これにより年間約22万円の家計余裕が生まれ、その分を投資に回すという戦略も考えられます。特に、つみたてNISAで年利3〜5%のリターンが期待できる場合、住宅ローン金利が1%程度であれば、繰り上げ返済よりも投資の方が有利になる可能性があります。
ただし、投資にはリスクが伴うため、確実に利息を減らせる繰り上げ返済の方が安全志向の方には向いています。自分のリスク許容度と家計の状況を総合的に判断して、繰り上げ返済と投資のバランスを決めましょう。住宅ローン控除の適用期間中は、控除終了後に繰り上げ返済するプランも検討してみてください。