住宅ローン残高1,000万円は、返済が進んだ段階や、中古マンション・地方の一戸建てなどで見られる残高水準です。残高が少ない分、繰り上げ返済の利息削減効果は大きなローンと比べて金額的には小さくなりますが、完済までの期間を大幅に短縮できるメリットがあります。
例えば、金利1.0%・残り20年のローン残高1,000万円に対して200万円を繰り上げ返済(期間短縮型)すると、返済期間を約4年短縮でき、利息を約20万円削減できます。残高が少ないため、まとまった額の繰り上げ返済で一気に完済に近づけるのが特徴です。
この残高帯では、住宅ローン控除の残高要件(年末残高の0.7%が税額控除)との兼ね合いも重要です。控除期間中(最長13年)は、繰り上げ返済で残高を減らすと控除額も減少するため、控除期間終了後にまとめて繰り上げ返済する方が有利なケースもあります。手元資金の流動性と、金利・控除のバランスを考慮して判断しましょう。
繰り上げ返済の手数料は、ネット銀行では無料のところが多く、メガバンクでもネット経由なら無料〜数千円程度です。少額から繰り上げ返済できる金融機関を選んでおくと、ボーナス時に余裕があれば都度返済するという柔軟な運用が可能になります。