住宅ローン残高2,500万円は、30代〜40代のファミリー層に多い残高水準です。共働き世帯では、ボーナスや貯蓄を活用して計画的に繰り上げ返済を行うことで、大きな利息削減効果を得られます。
金利1.5%・残り25年の場合、500万円の繰り上げ返済(期間短縮型)で約6年の期間短縮と約150万円超の利息削減が見込めます。金利が高いほど繰り上げ返済の効果は大きくなるため、金利1.5%以上のローンでは積極的に繰り上げ返済を検討する価値があります。
この残高帯では、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の使い分けが重要です。子どもの教育費がピークを迎える前(小学校高学年まで)は期間短縮型で利息を大きく削減し、教育費のピーク時期(中学〜大学)は返済額軽減型で月々の負担を抑えるという段階的な戦略が効果的です。
また、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けているペアローンの場合は、控除額への影響も考慮が必要です。繰り上げ返済はどちらのローンに充てるかで節税効果が異なるため、残高と控除額のバランスを見て判断しましょう。団体信用生命保険(団信)の保障額はローン残高に連動するため、繰り上げ返済で残高が減ると保障額も減少する点にも留意が必要です。