iDeCo vs 企業型DC vs はぐくみ基金 比較ツール - 節税効果・資産形成を徹底シミュレーション【2026年】

最終更新: 2026年3月

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3制度 比較テーブル

項目 iDeCo 企業型DC はぐくみ基金

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iDeCo・企業型DC・はぐくみ基金の違いを徹底解説

老後の資産形成を支える年金制度には、公的年金に加えて私的年金としていくつかの選択肢があります。中でも注目されているのが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」「企業型DC(企業型確定拠出年金)」「はぐくみ基金(選択制企業年金)」の3つです。いずれも掛金が税制優遇の対象となる点は共通していますが、加入条件・拠出上限・節税効果・社会保険料への影響など、重要な違いがあります。この記事では、3制度のメリット・デメリットを年収帯別に比較し、最適な選択を支援します。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは

iDeCoは、個人が任意で加入する私的年金制度です。自分で掛金額を決めて毎月拠出し、自分で運用商品を選択します。掛金の全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となるため、所得税と住民税の軽減効果があります。2022年10月から企業型DC加入者もiDeCoに加入できるようになり、2024年12月からは拠出限度額の見直しも行われました。会社員(企業年金なし)は月額23,000円、自営業者は月額68,000円まで拠出できます。ただし原則60歳まで引き出せないという流動性の制約があるため、長期の資産形成向けの制度です。

企業型DC(企業型確定拠出年金)とは

企業型DCは、企業が福利厚生制度として導入する確定拠出年金です。事業主が掛金を拠出するのが基本ですが、従業員が上乗せする「マッチング拠出」が認められているケースもあります。事業主掛金は会社の経費となり、従業員の給与所得にはカウントされません。マッチング拠出分は小規模企業共済等掛金控除として所得控除されます。拠出上限は月額55,000円(DB等の他制度がある場合は27,500円)です。企業型DCの大きな利点は、事業主掛金分については社会保険料の算定基礎にも含まれないため、企業・従業員双方にとってコストメリットがある点です。

はぐくみ基金(選択制企業年金)とは

はぐくみ基金は、企業が導入する「選択制」の企業年金制度です。従業員は自分の給与の一部を「前払い退職金」として受け取るか、「企業年金の掛金」として拠出するかを選択できます。給与から掛金を拠出すると、その分だけ社会保険料の算定基礎となる標準報酬月額が下がるため、所得税・住民税の節税に加えて社会保険料も削減されるというトリプルメリットがあります。はぐくみ基金は元本保証型の運用が基本で、3年以上の加入で元本が保証される仕組みが一般的です。退職時に一時金として受け取る場合は退職所得控除が適用されます。

3制度のメリット・デメリット比較

それぞれの制度のメリットとデメリットを整理すると、以下のようになります。

  • iDeCo:個人の意思で加入でき、運用商品の選択肢が豊富。ただし60歳まで引出不可で、口座管理手数料(年間2,000〜7,000円程度)がかかる。社会保険料の削減効果はない。
  • 企業型DC:事業主掛金が非課税で大きな節税効果。会社が導入していないと利用できない。運用商品は会社が選定したラインナップに限られることが多い。
  • はぐくみ基金:所得税・住民税に加え社会保険料も削減。ただし社会保険料が減る分、将来の厚生年金受給額や傷病手当金などが若干減少する可能性がある。会社が導入していないと利用不可。

年収別のおすすめプラン

年収300万〜500万円の方は、まず所得控除効果の大きいiDeCoから始めるのがおすすめです。この年収帯では所得税率が5〜10%のため、iDeCoの年間節税額は約2.7〜5.5万円程度です。会社にはぐくみ基金制度がある場合は、社会保険料の削減効果も加わるため、iDeCoよりも総合的なメリットが大きくなるケースがあります。

年収500万〜800万円の方は、所得税率が10〜20%となるため、拠出額が大きいほど節税効果が高まります。企業型DCとiDeCoの併用、あるいははぐくみ基金の活用で年間10万円以上の節税も可能です。

年収800万円以上の方は所得税率が20〜33%と高いため、3制度すべてを最大限活用するのが理想的です。特にはぐくみ基金は社会保険料の料率が約15%(労使合計約30%)であるため、高年収ほど社会保険料削減の絶対額が大きくなります。ただし、標準報酬月額の等級が下がることで将来の年金受給額に影響する可能性もあるため、長期的な視点でバランスを取ることが大切です。

受取時の税金について

3制度とも、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」が適用されます。退職所得控除額は、加入年数20年以下の部分は年40万円、20年超の部分は年70万円で計算します。例えば25年加入した場合、控除額は40万円×20年+70万円×5年=1,150万円となり、この金額までは実質非課税で受け取れます。年金形式で受け取る場合は「公的年金等控除」が適用されます。複数の退職金制度がある場合は、受取時期をずらすなど工夫することで控除枠を有効活用できます。

よくある質問(FAQ)

iDeCoと企業型DCは併用できますか?
2022年10月の法改正により、企業型DC加入者でもiDeCoに加入できるようになりました。ただし、企業型DCの事業主掛金とiDeCoの掛金の合計に上限があります。他制度がない場合はiDeCo上限が月額20,000円、DB等がある場合は月額12,000円です。
はぐくみ基金の加入条件は何ですか?
はぐくみ基金は企業が導入する制度のため、勤務先が制度を導入している必要があります。個人で直接加入することはできません。導入企業の従業員であれば、加入は任意で選択できます。
途中で解約・脱退することはできますか?
iDeCoと企業型DCは原則60歳まで資産を引き出すことができません。はぐくみ基金は退職時に一時金として受け取れますが、在籍中の中途解約は制度の規約により制限されることがあります。いずれの制度も、掛金の増減や拠出停止は可能です。
受取時にはどのような税金がかかりますか?
3制度とも一時金受取の場合は退職所得控除が適用され、年金受取の場合は公的年金等控除が適用されます。退職所得控除は加入年数に応じて最大数千万円の控除が受けられるため、税負担はかなり軽減されます。
転職時のポータビリティはどうなりますか?
iDeCoは転職先に関わらず継続できます。企業型DCは転職先の企業型DCへの移換、またはiDeCoへの移換が可能です。はぐくみ基金は退職時に一時金として精算されるのが一般的で、他制度への移換は原則できません。

【免責事項】

本ツールの計算結果はあくまで概算・目安であり、実際の節税額・運用成果とは異なる場合があります。

  • 税率は簡易的な計算で算出しており、各種控除の詳細は反映していません。
  • 社会保険料率は目安値を使用しています。実際の保険料率は都道府県・健保組合により異なります。
  • 運用利回りは保証されるものではありません。
  • はぐくみ基金の社会保険料削減は将来の年金額等に影響する可能性があります。
  • 正確な情報は各制度の運営機関・税理士・社会保険労務士にご相談ください。

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