厚生年金の仕組みを解説
厚生年金とは
厚生年金は、会社員や公務員など、勤務先で社会保険に加入している方が受け取れる年金です。国民年金(基礎年金)に上乗せされる形で支給され、現役時代の報酬額と加入期間に応じて受給額が決まります。
平均標準報酬額とは
平均標準報酬額とは、厚生年金に加入していた全期間の各月の標準報酬月額と標準賞与額を合計し、加入月数で割ったものです。標準報酬月額は給与額を1〜32等級(88,000円〜650,000円)に当てはめた金額で、標準賞与額は賞与額の1,000円未満を切り捨てた金額(1回あたり150万円が上限)です。
繰上げ受給と繰下げ受給
年金の受給開始年齢は原則65歳ですが、60歳〜64歳の間に繰上げて受給を開始することも、66歳〜75歳まで繰下げることもできます。
- 繰上げ受給:1ヶ月あたり0.4%減額。60歳開始で24%減額。生涯減額され、取消不可。
- 繰下げ受給:1ヶ月あたり0.7%増額。70歳開始で42%増、75歳開始で84%増。
繰下げの損益分岐年齢は概ね80〜87歳前後です。長生きするほど繰下げが有利ですが、税金・社会保険料の負担増も考慮が必要です。
年金の受給に必要な加入期間
老齢年金を受給するには、国民年金と厚生年金を合算して原則10年以上の受給資格期間が必要です。ただし、年金額を満額に近づけるには40年間の加入が理想的です。