固定金利vs変動金利を徹底比較【2026年版】|住宅ローンはどちらが得?
最終更新: 2026年3月
30秒でわかるポイント
- 2026年3月時点:変動金利0.3〜0.7%、全期間固定1.8〜2.2%
- 借入3000万円・35年の場合、変動(0.5%)と固定(2.0%)で総返済額は約500万円の差
- ただし変動金利が2%以上に上昇すると固定のほうが得になるケースも
- 日銀の利上げ局面にあり、変動金利の上昇リスクは過去10年より高い
住宅ローンの固定金利と変動金利を、返済額・金利上昇リスク・総返済額の観点で徹底比較。借入額と期間を入力するだけで、両方の返済額差をシミュレーションできます。
借入額別の返済シミュレーション比較
元利均等返済・35年ローンの場合。変動金利0.5%(当初固定)、全期間固定2.0%で比較。
| 項目 | 変動金利(0.5%) | 固定金利(2.0%) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 借入額 3,000万円 / 35年 | |||
| 月々返済額 | 77,876円 | 99,379円 | 21,503円/月 |
| 総返済額 | 約3,271万円 | 約4,174万円 | 約903万円 |
| うち利息総額 | 約271万円 | 約1,174万円 | 約903万円 |
| 借入額 5,000万円 / 35年 | |||
| 月々返済額 | 129,793円 | 165,632円 | 35,839円/月 |
| 総返済額 | 約5,452万円 | 約6,957万円 | 約1,505万円 |
| うち利息総額 | 約452万円 | 約1,957万円 | 約1,505万円 |
※ 変動金利は当初金利が35年間変わらない前提での計算です。実際は半年ごとに金利が見直されます。
金利上昇シナリオ別の総返済額比較
借入3,000万円・35年。変動金利が5年ごとに段階的に上昇した場合と、全期間固定2.0%を比較。
| シナリオ | 変動金利の推移 | 変動の総返済額 | 固定の総返済額 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 金利据え置き | 0.5%のまま | 約3,271万円 | 約4,174万円 | 変動が903万円得 |
| 緩やかな上昇 | 0.5%→1.0%→1.5%→2.0% | 約3,650万円 | 約4,174万円 | 変動が524万円得 |
| 中程度の上昇 | 0.5%→1.5%→2.5%→3.0% | 約4,050万円 | 約4,174万円 | 変動が124万円得 |
| 急激な上昇 | 0.5%→2.0%→3.5%→4.0% | 約4,550万円 | 約4,174万円 | 固定が376万円得 |
| バブル期並み | 0.5%→3.0%→5.0%→5.0% | 約5,200万円 | 約4,174万円 | 固定が1,026万円得 |
※ 変動金利の推移は5年ごとの見直しを想定した概算です。実際は半年ごとに見直されます。5年ルール・125%ルールは考慮していません。
返済額比較シミュレーター
借入額・期間・金利を入力して、固定金利と変動金利の返済額を比較します。
万円
年
%
%
%
あなたの状況ではどちらが向いている? 判定チャート
1
返済期間はどのくらいですか?
20年以上 → 金利上昇リスクが高い。次の質問へ。
15年以下 → 金利上昇の影響は限定的。変動金利でもリスクは低い。
15年以下 → 金利上昇の影響は限定的。変動金利でもリスクは低い。
短期間で返済できるなら変動金利が有利な可能性が高い
2
返済額が1.5倍になっても家計は大丈夫ですか?
はい(収入に余裕がある・貯蓄が十分) → 変動金利でリスクを取れる。次の質問へ。
いいえ(家計がギリギリ) → 固定金利で返済額を確定させたほうが安心。
いいえ(家計がギリギリ) → 固定金利で返済額を確定させたほうが安心。
返済額上昇に耐えられない場合は固定金利がおすすめ
3
繰上返済を積極的に行う予定はありますか?
はい → 変動金利で低金利のメリットを享受しつつ、元本を早期に減らす戦略が有効。
いいえ → 35年かけてじっくり返済するなら、金利上昇リスクを固定で抑えるのが安心。
いいえ → 35年かけてじっくり返済するなら、金利上昇リスクを固定で抑えるのが安心。
4
今後の金利動向をどう見ていますか?
大きく上がると思う(2%以上の上昇) → 固定金利で確定させる
緩やかに上がる/横ばい → 変動金利のほうが有利になる可能性が高い
緩やかに上がる/横ばい → 変動金利のほうが有利になる可能性が高い
変動金利向き: 返済期間が短い・収入に余裕がある・繰上返済する予定・金利は大幅には上がらないと考える方
固定金利向き: 返済期間が長い・家計に余裕が少ない・計画的に返済したい・金利上昇リスクを避けたい方
固定金利と変動金利の基礎知識
変動金利のメリット・デメリット
メリット: 金利が低い(2026年3月で0.3〜0.7%)、金利が上がらなければ総返済額が少ない、繰上返済との相性が良い。デメリット: 金利上昇リスクがある、返済額が予測しにくい、5年ルールにより元本が減りにくくなる可能性。
固定金利のメリット・デメリット
メリット: 返済額が確定するため家計管理がしやすい、金利上昇リスクがない、ライフプランが立てやすい。デメリット: 変動金利より金利が高い(2026年3月でフラット35は1.8〜2.2%)、金利が下がっても恩恵を受けられない。
2026年の金利動向
日銀は2024年3月にマイナス金利を解除し、その後段階的な利上げを行っています。2026年現在、政策金利は引き続き上昇傾向にあり、変動金利も徐々に上昇しています。ただし、欧米と比べると日本の金利水準はまだ低く、急激な上昇は考えにくいとする見方もあります。
関連ツール: 金利上昇ストレステスト — 金利が上昇した場合の返済額増加をシミュレーションできます。
よくある質問(FAQ)
固定金利と変動金利、どちらが得ですか?
金利が大幅に上昇する場合は固定金利が得、現状維持〜緩やかな上昇なら変動金利が得です。2026年現在、日銀の利上げ局面にあるため、リスク許容度と返済期間で判断しましょう。
変動金利はどこまで上がる可能性がありますか?
政策金利が2〜3%に上昇した場合、変動金利は2.5〜4%程度になる可能性があります。返済額が1.5倍になっても耐えられるかを基準に判断しましょう。
5年ルール・125%ルールとは?
5年ルールは金利が変わっても5年間は返済額が変わらないルール、125%ルールは返済額見直し時に前回の125%が上限のルールです。ただし金利上昇分の利息は蓄積されるため注意が必要です。
固定金利の相場はどのくらいですか?
2026年3月現在、全期間固定(フラット35)は1.8〜2.2%程度、10年固定は1.0〜1.5%程度です。変動金利(0.3〜0.7%)と比べると高いですが、返済額確定の安心感があります。
途中で金利タイプを変更できますか?
多くの住宅ローンでは金利タイプの変更が可能ですが、変動→固定の場合、金利上昇局面では固定金利も既に上がっているため、タイミングが重要です。借り換えも選択肢のひとつです。
免責事項
本ツールの計算結果はあくまで概算・目安であり、実際の返済額を保証するものではありません。
- 変動金利のシミュレーションは5年ごとに段階的に上昇する簡易モデルです。実際は半年ごとに見直されます。
- 5年ルール・125%ルールは考慮していません。
- 団体信用生命保険料、事務手数料、保証料は含まれていません。
- 金利情報は2026年3月時点のものであり、変更される可能性があります。