年金受給シミュレーター|繰上げ・繰下げの最適開始年齢を判定
最終更新: 2026年3月
30秒でわかるポイント
- 繰上げ受給(60歳〜):1ヶ月あたり0.4%減額(60歳開始で最大24%減)
- 繰下げ受給(66歳〜):1ヶ月あたり0.7%増額(70歳開始で最大42%増)
- 損益分岐年齢は一般的に80〜82歳前後
- ねんきん定期便の見込み額を入力するだけで最適な開始年齢を判定
年金の受給開始年齢は原則65歳ですが、60〜70歳の間で選択できます。繰上げは1ヶ月0.4%減額、繰下げは1ヶ月0.7%増額されます。本ツールでは、あなたの年金見込み額をもとに各開始年齢での受給額・生涯受取総額を比較し、最適な受給開始年齢を判定します。
年金受給シミュレーター
シミュレーション結果
生涯受取総額の比較(年齢別)
全受給開始年齢の比較
| 開始年齢 | 増減率 | 月額 | 年額 | 80歳時点 累計 |
85歳時点 累計 |
90歳時点 累計 |
95歳時点 累計 |
|---|
年金の繰上げ・繰下げ受給とは
繰上げ受給(60〜64歳)
繰上げ受給とは、本来の受給開始年齢である65歳より前に年金を受け取り始めることです。早く受け取れる代わりに、1ヶ月あたり0.4%(年間4.8%)が減額されます。60歳から受給すると5年(60ヶ月)の繰上げとなり、24%の減額です。この減額は生涯続くため、慎重な判断が必要です。
繰下げ受給(66〜70歳)
繰下げ受給とは、65歳を過ぎてから年金を受け取り始めることです。待てば待つほど年金額が増え、1ヶ月あたり0.7%(年間8.4%)が増額されます。70歳まで繰り下げると5年(60ヶ月)で42%の増額になります。長生きするほど有利ですが、受給開始までの生活費の確保が課題です。
損益分岐年齢の考え方
損益分岐年齢とは、繰下げ受給の累計受取総額が65歳開始の累計を上回る年齢です。70歳繰下げの場合、おおむね81〜82歳が損益分岐点です。日本人の平均寿命(男性約81歳、女性約87歳)を考えると、特に女性は繰下げが有利になることが多いです。ただし、税金や社会保険料の増加は考慮が必要です。
よくある質問(FAQ)
繰上げ受給と繰下げ受給の違いは?
繰上げ受給は65歳より前(60〜64歳)に年金を受け取り始めることで、1ヶ月あたり0.4%減額されます(最大24%減)。繰下げ受給は65歳より後(66〜70歳)に受け取り始めることで、1ヶ月あたり0.7%増額されます(最大42%増)。どちらも一度決定すると生涯その額が適用されます。
何歳まで生きれば繰下げが得?
一般的に、70歳まで繰り下げた場合の損益分岐年齢は約81〜82歳です。つまり82歳以上生きれば、65歳開始より70歳開始の方が生涯受取総額が多くなります。日本人の平均寿命を考えると、特に女性は繰下げが有利になりやすいです。
年金にも税金がかかる?
はい、年金にも所得税・住民税がかかります。ただし「公的年金等控除」があり、65歳以上で年金収入330万円以下の場合は110万円が控除されます。さらに基礎控除58万円と合わせて、年金収入168万円以下なら所得税は非課税です。繰下げで年金額が増えると、税金・社会保険料の負担も増える点に注意してください。
夫婦で受給開始年齢を変えるべき?
夫婦で受給開始年齢を分けるのは有効な戦略です。例えば、一方が65歳から受給して当面の生活費を確保しつつ、もう一方は70歳まで繰り下げて将来の年金額を増やす方法があります。特に年下の配偶者が繰り下げると、長生きリスクへの備えになります。
免責事項・注意点
- 本ツールの計算結果はあくまで概算・目安です。実際の年金額とは異なる場合があります。
- 在職老齢年金(給与と年金の調整)は今回のシミュレーションには含まれていません。
- 税金・社会保険料の控除は反映していません。手取り額の計算は年金手取りシミュレーターをご利用ください。
- 正確な年金額は年金事務所またはねんきんネットでご確認ください。