年収1,700万円は、日本の給与所得者の上位1〜2%に入る高所得者層です。月々の手取りは約1126.8万円で、手取り率は66.3%。額面では月140万円以上ありますが、手取りは100万円前後にとどまります。

課税所得が1,000万円を超える水準に近づくため、所得税率33%の帯が広範に適用されます。復興特別所得税(所得税の2.1%)も加わり、実質税率は年々重くなる傾向にあります。社会保険料は健康保険が標準報酬月額の上限に近づき、負担が頭打ちになり始めます。

この年収帯での資産防衛策として、(1)iDeCo+小規模企業共済(対象の場合)で年間最大111.6万円の所得控除、(2)ふるさと納税(上限目安約42万円)、(3)NISA非課税枠フル活用(年360万円)、(4)不動産投資による減価償却・損益通算、(5)法人設立による所得分散——を組み合わせた総合的な税務戦略が求められます。「稼ぐ力」と同等に「守る力(節税・資産防衛)」が重要になる年収帯です。

住民税の詳しい計算は住民税計算ツールで、社会保険料の内訳は社会保険料計算ツールでご確認いただけます。また、パート収入の手取りについては年収の壁シミュレーターが便利です。