介護士の手取りはいくら?【2026年最新】平均年収・節税・職業別の特有手当も解説

最終更新: 2026年5月

FP技能士2級 監修 計算ロジックは運営者(FP技能士2級)が国税庁・厚生労働省・日本年金機構の一次データに基づき設計・検証しています。平均年収は賃金構造基本統計調査(厚労省)等を参考にした概算です。

📌 結論:介護士の手取り

介護士の平均年収360万円の手取りは年約284万円・月約24万円です(独身・40歳未満・東京都・2026年税制で概算)。
内訳は所得税約7万円 + 住民税約15万円 + 社会保険料約53万円が引かれ、手取り率は約79%。介護士ならではの手当を含めると、額面・手取りはここから上下します。

介護士の手取りは、基本給だけでなく介護士ならではの手当の有無で大きく変わります。この記事では、平均年収レンジ別の手取り、介護士特有の手当の仕組み、年収帯別の手取り早見表、そしてキャリアアップと節税のコツまでをまとめて解説します。

介護士の平均年収レンジと手取り

介護士の年収は経験・役職によって段階的に上がります。新人・中堅・管理職の3段階で、額面年収と手取りの目安を見てみましょう(独身・40歳未満・東京都・2026年税制の概算)。

ステージ額面年収手取り(年)手取り(月)
新人280万円223万円19万円
中堅360万円284万円24万円
管理職450万円352万円29万円
平均年収の出典について

本ページの平均年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」等の公的統計を参考にした現実的な概算値です。勤務先の規模・地域・雇用形態・夜勤や手当の有無により実際の年収は変動します。手取り額は2026年税制(独身・40歳未満・東京都・協会けんぽ料率)に基づく目安です。

介護士ならではの手当の解説

介護士の年収を語るうえで欠かせないのが、介護士ならではの手当です。基本給に上乗せされるこれらの手当が、同じ職種でも年収に差を生みます。

夜勤手当特養・老健などの入所施設では1回4,000〜8,000円程度。月4〜6回の夜勤で月2〜4万円が上乗せされ、年収を30〜50万円押し上げます。
処遇改善加算(介護職員処遇改善加算)国の賃金改善策。介護職員処遇改善加算・特定処遇改善加算・ベースアップ等支援加算が一本化され、月平均1〜2万円超が支給される事業所が増えています。
資格手当(介護福祉士・実務者研修)介護福祉士の国家資格で月5,000〜2万円、実務者研修・初任者研修でも手当が付く施設があります。
役職手当(リーダー・サービス提供責任者)ユニットリーダー、生活相談員、サービス提供責任者(サ責)などの役職に対する手当が加算されます。

介護士の給与は処遇改善加算の拡充で着実に改善していますが、依然として全産業平均より低めです。年収を左右する最大の要素は「夜勤の有無」と「保有資格」です。入所施設(特養・老健・グループホーム)は夜勤手当が付くため、デイサービス(日勤のみ)より年収が高くなる傾向があります。資格は無資格→初任者研修→実務者研修→介護福祉士(国家資格)→ケアマネジャー(介護支援専門員)とステップアップでき、上位資格ほど手当と役職の幅が広がります。とくにケアマネは利用者のケアプランを作る専門職で、夜勤のない働き方ながら年収アップが見込めます。求人は全国的に豊富で売り手市場のため、処遇改善加算の区分が高い(=賃上げ原資が多い)事業所を選ぶことが手取りアップの鍵です。

年収帯別 手取り早見表(独身/扶養あり)

介護士を含む会社員(給与所得者)の、年収帯別の手取り目安です。「扶養あり」は配偶者+子1人を扶養する場合の概算で、配偶者控除・扶養控除の分だけ手取りが増えます(40歳未満・東京都・2026年税制)。

額面年収手取り(独身)手取り(扶養あり)
300万円238万円
月20万
244万円
月20万
400万円315万円
月26万
320万円
月27万
500万円388万円
月32万
395万円
月33万
600万円460万円
月38万
467万円
月39万
700万円527万円
月44万
539万円
月45万
800万円591万円
月49万
602万円
月50万
1,000万円724万円
月60万
735万円
月61万
1,200万円852万円
月71万
864万円
月72万
1,500万円1,020万円
月85万
1,036万円
月86万

より詳しい年収別の内訳(所得税・住民税・社会保険料の内訳や、扶養人数・地域を変えた計算)は、手取り計算シミュレーターで確認できます。

介護士のキャリアパスと年収UP戦略

介護士の年収UPは、①介護福祉士(国家資格)・ケアマネジャー(介護支援専門員)への資格ステップアップ、②夜勤手当の付く入所施設での勤務、③ユニットリーダー・生活相談員・サービス提供責任者・施設長などへの昇格、④処遇改善加算の区分が高い事業所への転職が中心です。とくにケアマネは夜勤がなく、ケアプラン作成という専門性で年収を上げられる人気のキャリアパスです。介護業界は深刻な人手不足で売り手市場のため、処遇改善加算の支給額・夜勤手当・賞与月数を比較し、好条件の職場を選ぶことが手取りアップの近道になります。

手取りを正確に計算

あなたの年収・扶養人数・お住まいの地域を入力すれば、より正確な手取り額を計算できます。手取り計算シミュレーター住民税計算ふるさと納税の限度額もあわせてご利用ください。

よくある質問Q&A

介護士の手取りは平均でいくらですか?
介護士の平均年収は約360万円前後で、手取りは年約290万円・月約24万円が目安です。夜勤の有無、保有資格(介護福祉士など)、処遇改善加算の区分で変わります。
介護士が年収を上げる一番の方法は?
介護福祉士やケアマネジャー(介護支援専門員)への資格ステップアップが最も効果的です。夜勤手当の付く入所施設での勤務や、リーダー・サ責などへの昇格も年収アップにつながります。
介護の処遇改善加算とは何ですか?
国が介護職員の賃金改善のために事業所に支給する加算で、職員の給与に上乗せされます。加算区分が高い事業所ほど賃上げ原資が多いため、転職時の重要なチェックポイントです。
出典・参考資料