年金年額270万円は、月額に直すと約22.5万円です。現役時代の収入が比較的高かった会社員・公務員に多い、ゆとりのある年金額です。手取りは年約230万円(月約19.2万円・手取り率85.4%)で、税金と社会保険料で年間約40万円が差し引かれます。
計算の流れは、年金収入270万円から公的年金等控除110万円を引いた年金所得約160万円が出発点です。所得税は約44,158円、住民税は約96,500円かかり、国民健康保険料は約174,803円、介護保険料は約80,000円(いずれも東京都特別区の目安)が加わります。
配偶者がいて扶養に入れる場合は、配偶者控除の分だけ税負担が軽くなり、手取りは約2,356,938円(単身との差は約52,399円)になります。公的年金の収入が400万円以下で、年金以外の所得が20万円以下なら確定申告は不要ですが、医療費控除などで還付を受けたい場合や、住民税の申告が必要な自治体では申告が必要になることがあります。受給開始を遅らせる繰り下げ受給は、1か月あたり0.7%(1年で8.4%)増額されるため、手取りを増やす選択肢のひとつです。